スターバックス・シングルオリジンニカラグアと国鳥モトモト

スターバックス

「グアテマラ カシ シエロ アンティグア」と一緒に登場した「シングルオリジン ニカラグア」
ニカラグアとグアテマラは同じ中南米で、ホンデュラスを挟んですぐ近くに位置しています。

どちらも自然豊かな国で、この2つはお豆の特徴も近いですが、焙煎の度合いを変えていることもあり、味わいは全然異なります。

ここでは、そんなニカラグアのお豆を紹介したいと思います。

1.ニカラグアってどこ?

中南米(ラテンアメリカ)というと、どんな国を思い浮かべますか?

南米であれば、ブラジル、コロンビア、ペルー、チリ、アルゼンチンあたりでしょうか。

そしたら中米は?

メキシコ?

グアテマラ?

この辺りは小さな国が多くて、メキシコと南米の間はよくわからない方も多いかもしれません。

パナマ運河で有名なパナマももちろん中米ですが、その周りには、大陸とつながっている国では、グアテマラ、ベリーズ、ホンデュラス、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカがあります。

それ以外にカリブ海を挟んで、キューバ、ジャマイカ、ハイチ、ドミニカ、プエルトリコなど、小さな島国がいくつもあります。

地図で見ればこんな感じです。

このあたりは、グアテマラもそうですが、自然豊かで火山もあり、多くの樹木や鳥、花などが生息しています

そして、このあたりはコーヒーの産地でもあり、ブラジル、コロンビアはもちろんのこと、南米ではペルー、エクアドル、ボリビアなど、中米では、ほとんどの国でコーヒーが栽培されています。

2.「シングルオリジン ニカラグア」の特徴

スターバックス公式HPによれば、以下の説明がなされています。

ほんのり香ばしく、さわやかで明るい味わいのコーヒー
ハニーデューメロンやトーストしたピーカンナッツのような風味と、レモンのようなさわやかさを持つ明るい味わいのコーヒーです。

中米ニカラグア北部のヒノテガ県にあるダタンリ自然保護区の丘の斜面で栽培されました。

そして、シングルオリジンのお豆にはエデュケーションカードがおいてあります。

見かけたこともがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このエデュケーションカードはお豆の特徴やそれにまつわる解説をしてくれているカードで、お豆を買わなくても頂けますので、ぜひ見かけたら読んでみてください。

ここに書いてある通り、全店で取り扱うコーヒーではニカラグアは初めてだそうです。
※ちなみにリザーブのコーヒー豆では以前ニカラグアがありました(ニカラグア ディビルト マラカトゥーラ バライエタル)

以前ご紹介した「グアテマラ カシ シエロ アンティグア」と比較してみましょう。

シングルオリジン ニカラグア グアテマラ カシ シエロ アンティグア
ローストレベル ブロンドロースト ミディアムロースト
酸味 MEDIUM HIGH
コク MEDIUM MEDIUM
キーワード NOTES OF HONEYDEW AND TOASTED PECAN
(ハニーデューメロンやトーストしたピーカンナッツを思わせる風味)
NOTES OF BRIGHT MEYER LEMON & COCOA NIB
(明るい風味となめらかなココアの後味)
相性の良い
フレーバー
ナッツ
ミルクチョコレート
フルーツ
チョコレート
チーズ
レモン
ナッツ

キーワードに「ハニーデューメロン」や「ピーカンナッツ」、あるいは、「フルーツ」との相性が良いとのことで、全体的にカシシエロに比べてフルーティな感じになっているようです。

一番の違いはローストレベル(焙煎度合い)で、ニカラグアはブロンドロースト(浅煎り)になっていますので、これもあって、すっきりした仕上がりになっています。それでいて、酸味はミディアムですので、全体的に飲みやすい口当たりになっています。

スターバックス公式HPでは、「爽やかな味わいが、一日のスタートを軽やかにする」と紹介しているとおり、朝におすすめのコーヒーになっています。

3.「モトモト」という鳥

この「シングルオリジン ニカラグア」のお豆のパッケージですが、カシシエロとは打って変わって、青を基調とした華やかなパッケージになっています。気になるのは、このパッケージにいる鳥です。

一見、グアテマラの国鳥でもある「ケツァール」にも見えましたが、この鳥は「モトモト(Motmot)」という鳥で、ニカラグアの国鳥になっているようです。

種類は違うようですが、ハチドリやカワセミなどを思い浮かべますね。ターコイズブルーがとてもきれいな鳥です。

ちなみに、この「モトモト」、ニカラグアでは「グアルダバランコ」と呼ばれ、コスタリカでは「ボボ」と呼ばれているようです。

4.さいごに

今回登場した、「シングルオリジン ニカラグア」と「グアテマラ カシ シエロ アンティグア」。
同じ中南米のお豆ですが、焙煎度合いも変えていますし、全然違う仕上がりになっています。
飲み比べながら、コーヒーの奥深さを感じてもらえたら幸いです。

スターバックスだけでなく、どのコーヒー屋さんでも、いろんな種類のお豆を置いてあると思います。

それぞれ酸味・コクや風味など様々です。その日の気分や時間帯、シーンに合わせてチョイスしてみると楽しみもさらに広がるのではないでしょうか。

 

よりさらに楽しいスタバライフに向けて。
みんなの素敵なコーヒーライフを願って。
Have a Good Coffee!!

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