スタバの都道府県別店舗数は?面積当たり店舗数、店舗カバー面積は?

スターバックス

現在(2021年10月16日)、全国のスターバックスの店舗数は1,680店舗です。

スターバックスの水口CEOは2024年末までに2000店舗を計画しているとおっしゃっています。

残り、あと3年2か月半で320店舗増やすということなので、単純計算で1か月8店舗強。閉店するお店もあることを考えると、1か月10店舗くらいは増やしていくことになるのでしょうか。

ここでは、今現在の店舗の出店状況を、特に都道府県別や単位面積当たりの店舗数などの視点から見てみたいと思います。

1.都道府県別の店舗数

1-1.上位10県

現在の、都道府県別の店舗数を見てみると、やはり東京が圧倒的に1位です。

次いで、大阪、愛知、神奈川、埼玉と続きますが、東京は2位の大阪の3倍近くとなっています。

確かに、東京ですと、どの駅にもスタバがあるような印象を受けますね。

都道府県 店舗数
1位 東京 382(22)
2位 大阪 131(6)
3位 愛知 129(4)
4位 神奈川 122(3)
5位 埼玉 81(0)
6位 千葉 77(3)
7位 福岡 64(3)
8位 兵庫 58(2)
9位 北海道 45(3)
10位 静岡 40(1)

※カッコ内は、うちリザーブ店舗数

ちなみに店舗数のところのカッコ内の数値は、リザーブの店舗数ですが、おおむね比例になっていると思いきや、埼玉県は店舗は81店舗あるものの、リザーブ店がないんですね。東京に来やすいということもあるのでしょうか。

また、平均店舗数は、1,680÷47=35.7店舗です。

11位以降を見ると、

・11位:京都(39店舗)
・12位:茨城(35店舗)
・13位:宮城・広島(29店舗)
・15位:栃木(27店舗)

と続いておりますので、平均店舗を上回っているのは、11位の京都までということになります。
いかに東京が上に引っ張っているかということですね。。。

1-2.下位5件

ちなみに店舗数が少ない都道府県はというと、以下のような感じです。

都道府県 店舗数
47位 島根・鳥取 4
45位 徳島 5
44位 高知 6
43位 宮崎 7

一桁店舗数の都道府県は13県ありますので、47都道府県に出店しているとはいえ、まだまだ濃淡はある感じですね。

ただ、水口CEOは「今後この1年半ほどは、オフィス街より、郊外型店に重点を置く予定」とおっしゃっていますので、これからに期待しましょう!

2.面積当たりの店舗数

単純な店舗数比較だけではなく、違う視点からも見てみたいと思います。

2-1.1000平方㎞当たりの店舗数

まずは、都道府県の面積あたりの店舗数を比較してみたいと思います。

比較がしやすい規模感を探した結果、1000平方㎞当たりの店舗数を見てみたいと思います。

都道府県 店舗数
1位 東京 174.1(45位)
2位 大阪 68.8(46位)
3位 神奈川 50.5(43位)
4位 愛知 24.9(27位)
5位 埼玉 21.3(39位)
6位 千葉 14.9(28位)
7位 福岡 12.8(29位)
8位 沖縄 10.5(44位)
9位 京都 8.5(31位)
10位 香川 6.9(47位)

やはり東京が一位で、大阪、神奈川、愛知、埼玉、千葉、福岡と、愛知と神奈川の順番が変わりましたが、7位までは先ほどの店舗数の順位と同じ感じです。

そのあとに、沖縄、京都が続いているのは、観光地でお客さんが多く訪れるため、都道府県の面積比では店舗数が多いのでしょうか。

面白いのは香川が10位にランクインしていることです。

店舗数の後ろのカッコ内の数値は、都道府県の面積のランキングです。香川は47位ですので、実は日本で一番面積の小さい県なのですが、13店舗あり、面積比では実は店舗が多い県と言えるのです。面白いですね。

逆に、店舗数では多かった、北海道(45店舗)、静岡(40店舗)ですが、北海道は面積ランキングでは堂々1位ですが、面積が広すぎるため、先ほどの1000平方㎞当たりでは、0.5店舗(46位)となっています。

静岡も面積ランキングでは13位と割と広い県ですので、1000平方㎞当たりでは、5.1店舗(13位)と苦戦しています。

2-2.店舗カバー面積

では逆に、1店舗当たりどのくらいの面積をカバーしているのかも見てみたいと思います。
計算の考え方としては、先ほどの逆数になりますね。

都道府県 面積(平方㎞)
1位 岩手 1,909  (2位)
2位 北海道 1,854  (1位)
3位 島根 1,677(19位)
4位 秋田 1,455  (6位)
5位 高知 1,184(18位)
6位 山形 1,165  (9位)
7位 福島 1,149  (3位)
8位 宮崎 1,105(14位)
9位 鹿児島 1,021(10位)
10位 青森   877  (8位)

カッコ内は同じく都道府県の面積のランキングです。

そうすると、今後は相対的に面積が広く、店舗数が少ない都道府県が並んだ感じですね。

島根、高知、宮崎は、面積はほどほどではあるのですが、店舗数が少ないため、ランキングされてしまっている感じです。

これを見ると、あまりにも1店舗でのカバー面積が広すぎることが分かると思います。逆に言えば、この範囲のお客さんがお店に来れるかというと、現実的にはなかなか厳しいものがあると思われます。

これからの出店先はこのあたりを考えていければ、全体の利用率もあがるのでしょうか。
今後の参考になる指標かなと思います。

3.さいごに

店舗数だけでなく、面積当たり店舗数、あるいは、1店舗のカバー面積を見てきましたが、まだまだ偏った感じですね。

ただ、面積ですと、山間部にはそもそも人がいないのではということも言えると思いますので、次は、都道府県の人口当たり店舗数、あるいは、1店舗のカバー人口も見てみたいと思います。

いずれにしても、水口CEOは今年6月に次のようにおっしゃっていました。

今年で日本一号店を銀座に開店してから25周年となる。今後も年間100店舗の新規出店ペースを継続し、日本全国での店舗数は2024年末までに2000店舗を計画している。コロナ禍でも、人とのつながり、会話など求める顧客ニーズを切実に感じた。その需要に応えるためにも新規出店は継続する。従来、オフィス街・郊外バランス良く出店していたが、今後この1年半ほどは、オフィス街より、郊外型店に重点を置く予定だ。また、地域のアーティストとのコラボなど地域密着、ビジネスユース、ティー特化型店舗など顧客ニーズの多様化に応えた店舗を増やしていく。

JIMOTOシリーズとして、47都道府県のフラペチーノを出したり、地域限定のグッズも出したりして、地域を意識した取り組みも増えてきています。今後も出店数を増やしていくと思いますが、大都市ばかりでなく、いろんな方にスターバックスに触れられるようになるといいですね。

※今回の面積のデータは、国土地理院の令和3年7月1日時点のものを使用しました

 

よりさらに楽しいスタバライフに向けて。
みんなの素敵なコーヒーライフを願って。
Have a Good Coffee!!

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